大学に進学すると空いた時間が多くできます。この記事では大学生が免許を取得することについてまとめました。

AT/MTの違い

自動車免許にはAT限定とMTがあります。

AT限定はAT(オートマティック)の車両のみの運転を許可する免許です。MTであればマニュアルトランスミッションの車も運転できます。

AT限定だとMTには乗れないが、MTであればATとMTどちらにも乗れる

AT限定で免許を取得した場合はMTには乗ることができません。それに対してMTで免許取得していればATとMTどちらにも乗ることができます。

MTのほうが若干免許取得料金が高い

大きな金額差はありませんが、自動車学校に支払う金額がMTのほうが若干高くなります。

MTだとスポーツカーに乗れる

一部の車、特にスポーツカーはMTが人気で、MTしかないスポーツカーもあります。運転を娯楽として楽しむのにはMTはもってこいです。

参考(マツダ – ロードスター):https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/grade

MTの事故を起こす確率はATより明らかに低い

事故の統計を確認すると、MTの車はATよりも事故を起こしにくいことが明らかになっています。

鳥取環境大学 情報システム学科 鷲野翔一先生の研究において、オートマチック車(AT車)とマニュアル車(MT車)の事故比率比較のデータがあり、車百台あたりの事故数では、AT車は約2%、MT車は約1.25%という結果となっており、AT車はMT車の約2倍に近い事故を起こしているということが分かりました。

https://rac.tokyo/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E8%BB%8A%E3%81%AE%E5%AE%89%E5%85%A8%E6%80%A7%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

ATはクリープ現象によってブレーキを踏んでいないと進む

MTはクラッチをエンジンに接続することでエンジンから動力を得て加速します。クラッチをエンジンのギアに接続していなければ前に進むことがありません。しかしながら、ATは常にクラッチがエンジンのギアとつながっている状態であるため、ブレーキを踏んでいないとエンジンの動力を受けて車が進んでしまいます。

また、ATはクラッチの操作を行わず、アクセルを踏んだだけで加速するので、MTの車よりも事故を起こす確率が高いのです。

中型や大型免許ではクラッチの操作、つまりMTの操作が必要

より上位の資格を取得するのにどのみちクラッチの操作に慣れる必要があるため、MTで取得しておくとそれらの資格取得時に苦労しなくなります。

免許取得の流れ

免許の取得は、座学による学習と実際に車を操作して車の操作方法を教官から学ぶ二つの学習を行い、問題がないと認められると初めて公道へでて車を運転することができ、免許を取得できます。

免許の取得は普通に自動車学校へ通うか、合宿で取得する

自動車免許の取得は、自動車学校へ通って取得するか、合宿で短期間泊り込みで取得することができます。

自動車免許を取得すると原付にも乗れるようになる

参照(ホンダ – スーパーカブ50)https://www.honda.co.jp/SUPERCUB/type

普通自動車免許取得時には原動機付自転車の使い方を教わることはありませんが、普通自動車免許を取得すると原付にも乗れます。

車に乗らなくても公的身分証明書として有効なため、時間がある大学生のうちに免許の取得がおすすめ

自動車運転免許証は車を運転することができる資格であるのもさることながら、公的な機関が発行している身分証明書の一つです。車に乗らなくとも公的な身分証として価値があるので、時間がある大学生の間に免許の取得がおすすめです。

また、車に乗る機会は、引っ越しの時にレンタカーを借りて荷物を運んだり、実家へ帰省した時やちょっとした旅行など、様々な機会でいきてきます。免許があること、は日本国民としてごく一般的なことなので、「免許がないこと」は人生に対する制限がかかる、ぐらいに考えておくのが妥当だと思います。

免許の更新

免許は取得後数年おきに更新されます。免許の更新は警察署で行います。

手続期間
誕生日の前1か月から誕生日の後1か月までの間に手続ができます。
有効期間の満了日(誕生日の1か月後の日)が土曜、日曜、祝日、休日と年末年始(12月29日から1月3日まで)にあたるときは、これらの日の直後の平日まで手続ができ、運転免許証もその日まで有効です。
海外旅行、入院、出産等の予定がある方は、更新期間前でも更新手続ができます(ただし、有効期間が短くなります。)。
QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/koshin/koshin/koshin04.html

東京都で免許の更新ができる場所は以下の三か所のみです。

府中運転免許試験場 免許第二係
電話:042-362-3591(代表)

鮫洲運転免許試験場 免許第二係
電話:03-3474-1374(代表)

江東運転免許試験場 免許第一係
電話:03-3699-1151(代表)

違反履歴によって更新時の手続きが異なる

免許更新時、違反しているかしていないかによって免許更新の手続きが異なります。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/koshin/koshin/kousin00.html

免許取得後の車の利用

東京都で暮らす大学生で実家暮らしでもなければ免許取得後の車の利用は帰省した時やレンタカーを借りて旅行に行ったときなど場面が限られるはずです。

また、東京都と他の都道府県では運転の勝手や事情がかなり異なるので、特定の道路の運転に慣れておくことも重要になってきます。

都内での車の利用

都内で車を利用する場合以下のケースが考えられます。

  • レンタカーで車を借りる
  • シェアカーサービスを利用する
  • 車を購入する

レンタカーの利用

免許を持っているとレンタカーを借りて車に乗れます。レンタカーを借りると、ガソリンを自分でこまめに入れることも、駐車場を契約する必要も、車を洗車する必要もなく車をつかえます。

カーシェアの利用

おすすめのカーシェアについて紹介します。

車の購入

東京都で車を購入すると、実家で駐車場があるというケースでなければ、月極の駐車場を契約することになります。住民票の近くで駐車場を契約しないといけないという点に留意が必要です。

実家で使うのに実家の車を買うのであれば土地の広さによっては駐車場代がかかりません。

都内での駐車場の利用

車を購入する場合、購入した車を停めておく駐車場も必要になります。住民票の登録してあるところから離れていないところに車庫がなければいけないため、都心で一人暮らししている場合かなり高い額の駐車場を契約することになります。また、どこへ出かけるにしても都心では駐車場代が必要です。この点は東京から郊外へ移動するのであれば特に気にならないと思います。